RoHS指令の今後を見据える
RoHS指令の本当の目的を考えて取り組む必要があります。
目的とはなにだろうか?この問いに答えるのであれば、それは環境保全。当たり前です。
そして、今後この活動を世界的に推し進めていくのであれば、
RoHS指令の規制内容から考えても、
さらに規制物質が増えていく事になるでしょう。
しかし、RoHS指令自体はそこまで心配していく事はないと思います。
現在発令されている6物質を確実に対応していけば、
それなりに問題なく対応していけるだろうと考えています。
ただ、RoHS指令はきっかけであり、先行する形で欧州が
活動しただけで、他国はその上の規制を掛けようとするでしょう。
実際、「中国版RoHS指令(RoHS弁法)」は規制物質を6物質
(RoHS同等)を「国家が規定するその他の有害物質」を含む事としました。
規制物資を増やしますと牽制をしているのです。
対応を行う側としては、とんでもなく厄介な一文です。
実際のところはどうなのかはわかりませんが、この活動は国同士の環境アピールとも取れると思います。雑な言葉を使えば、
「ライバル国に遅れをとるな!」
「さらに上をいこう!」という動きが発生しても不思議ではないのです。
そのため、今後の対応活動としては、他国の動きに注意を払い、
各国の国民性や状況を考慮しつつ、見ていきましょう。
一概にも全てがそのように動くとは限りませんが、国民性が出てくると思います。
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