RoHS指令で困る点
RoHS指令への対応で困るのは一般的には次のポイントです。
(1)RoHS指令の認識がない企業への資料集め
(2)対応策が一般化されていない設計変更
(3)RoHS指令の現状把握
それではこの点について、具体的に考えてみましょう。
発令されて現在では大分少なくなりましたが、RoHS指令を
聞いた事がない取引先というのはまだあります。
その取引先とは指令の詳細の説明から対応方法、
そして今後の活動方法まですべて細かく指導していかなければいけません。
さらには、小規模で活動されている企業に特に多い為、
資料を集めてもらうだけでも大変な努力が必要になります。
人材面、資金面でも活動への投資が厳しい為です。
次に特殊系の材料を使用する部材についての設計変更です。
対応策が一般化されている黄銅などは問題ないのでしょうが、
まだ対応策ができていない金属は多くあります。
最後に、実感されている方も多いと思いますが、RoHS指令の現状把握を行う事が非常に困難です。海外の規制であり、翻訳の解釈でも内容が変わる為です。
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