三価クロム メッキでの重要性
三価クロムはRoHS指令の対応を行ううえでは非常に重要な物となります。
それは、表面処理に対する対応を行う際、具体的にはメッキに関する場合には、六価クロムが非常に問題になってくるからです。
黒亜鉛メッキや、ニッケルクロムメッキなどは、代表的なところです。
三価クロムは、クロメート処理に関しても問題を解消する手助けをしています。ねじやワッシャーなどでは当たり前に六価クロムのクロメート処理をしています。
RoHS指令の対応を行う中では、問題となる部材のトップ10に入るほどねじの処理は問題になります。
三価クロムメッキとして、六価クロムメッキの代替を行う事は以前では
とても対応できない処理でした。
しかし、現在では、六価クロムメッキほどではないのですが、
同様な性能を発揮できる表面処理となっています。
前述しました黒亜鉛メッキ。
これも後処理を六価から三価へ。もちろん、一般的なクロメート処理も
六価から三価への変更が当たり前となっています。
ELV指令で問題となっていたため、現在のRoHS指令では対応が楽になりました。少し助けられた感じがあります。
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